天然記念物?
見附島、市文化財に 奥能登屈指、珠洲の観光名所
2016/09/02 02:24
珠洲市教委は、奥能登屈指の観光名所である同市宝立町鵜飼の見附島を、市文化財の天然記念物に指定した。1100~250万年前の珪藻(けいそう)泥岩が残る貴重さなどが評価された形だが、「まだ『無冠』だったことの方が意外」と関係者を逆に驚かせている。「遅ればせながらの指定」(泉谷満寿裕市長)となったが、市教委は今後、県文化財指定を働き掛けるなどして、学術的価値を発信する。
※北國新聞より
見附島 珠洲市天然記念物に
市教委 保護活動の活発化目指す
石川県珠洲市教委は、同市宝立町鵜飼にある奥能登の珠洲の観光名所「見附島」を市天然記念物に指定した。天然記念物に指定したことで、市教委は今後、見附島保護活動の議論の活発化を図っていきたい考えだ。(近江士郎)
市教委文化財係によると、見附島は長さ百六十メートル、幅五十メートル、周囲四百メートル、標高二九メートルの小島。弘法大師が佐渡から渡ってきた際、この島を目にし上陸したため、見附島と呼ぶようになったとの伝承がある。また、島の外形が軍艦に似ていることから「軍艦島」とも別称される。
ここ数年、見附島の保護を求める地元住民の声が高まってきたため、「文化財指定による保護活動が必要ではないか」と昨年度、地層と植物の専門家による学術調査を実施した。
その結果、千百万~二百五十万年前のケイソウ土岩層からなり、モチノキやタブノキ、ヤブツバキなどの照葉樹が密生して、年間を通じて緑に覆われる独特の景観を見せていることなどが分かり、貴重な地質学資料とされた。
調査結果を受け、市文化財保護審議会は八月十九日に見附島の指定を市へ答申。市が二十四日付で指定した。
宝立町民にとっては朗報?
いきなり感はありますが水面下で地域の有識者たちが進めてたのかな?
公民館で進行中の弘法大師の道のマップ作りでの会議でチョット聞いた気がしますが。
天然記念物って能登だと国の特別天然記念物の「朱鷺」を連想しますね。
有名な観光地や観光資源になってるのもあれば、専門家にしか関心が持たれてないものもあるそうです。
トキみたいに絶滅の危機からよみがえった鳥類
きびしい気象条件のもとでかれんな花を咲かせる高山植物、
力強い生命力を感じさせる巨樹、
ものすごい噴火を想像させる溶岩流、
噴泉が造りだした奇岩などなど。
歴史的建造物や美術工芸品だけじゃなく、自然界にも文化財があるんだそうです!
たしかに見附島も認定されるにふさわしいすばらしい眺めの巨大奇岩だと思います。
おめでとうございます!