能登の白いオパール「こぶり石」その3.
こんにちは。
今ご紹介できる最後の3点の「こぶり石」です。
「鬼の石」と名付けました。
大きさ 約5.5cm×4cm×3cm
重さ 約22g
お隣の能登町秋吉地区に伝わる「アマメハギ」の鬼のお面に似てるんです。
「猿の石」と名付けました。
大きさ約105×50×20mm
重さ約120g
小生、今年の干支の申年なんです。関係なしか( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
「虎の石」と名付けました。
大きさ約110×85×35mm
重さ約300g
「龍の石」の620gには到底及びませんが存在感ありますねー!
白い石なので分かりにくいけど虎柄に見えませんか?
江戸時代の昔から能登の一部の地域で産出されることは知られていました。 第三期中新世のケイソウ化石を含む地層からだけ、こんな不思議な形をした「こぶり石」が出土しました。
時には観世音菩薩そっくりのものや、おめでたい七福神に似た石、小さくてかわいいお地蔵さまなど、見る角度によって違った姿に見えてきます。
「こぶり石」石を顕微鏡でみると無数のケイソウ化石が見られます。
ケイソウの殻はケイサンからできており、これが溶けてコロイドとなり脱水してオパール質の珪乳石 Menilite (メニライト)となったもの。
と、鉱物学の難しい本に載っていました???
小生が思うに、化石って巨大な恐竜やアンモナイトなんかの貝を連想しちゃうけど、「こぶり石」の小さな小さな石の穴の中にも、もっともっと小さな小さな大古の化石が隠れているという事なのかな。
ロマンを感じますなー( ´艸`)